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湯 長  紹 介



 草津温泉 地蔵の湯・千代の湯 湯長 井田 剛文 (いだ つよふみ)
 現在の湯長、井田剛文さんは、10年ほど前、交通事故で大けがをした。「一生車椅子生活」と、医者に宣告された井田さんがさまざまなリハビリを経て、たどり着いたのが時間湯。現在の井田さんに生死をさまよった重病人の影は見当たらない。
 自身の湯治後も、高齢だった先代の湯長をサポートしていた。ところが、湯長が急逝。八代目湯長を引き継いだ。
 「私だって健康なときは湯治なんて信じていなかったが、ここで命を拾った。だから、せめて多くの人を救う手伝いをしたい。草津の温泉にはその力があると信じている。」
 かつては草津のどこでも見られた時間湯が残るのは地蔵の湯と千代の湯の2ヶ所のみとなった。だが、その温泉力は枯れることなく、人々を癒し続けている。
                               平成16年3月9日 上毛新聞より

  
 
 草津温泉 地蔵の湯 湯長 鈴木 恵美 (すずき えみ)
【主な経歴】
湯治していた時間湯存続と仲間を守るために弟子入り志願
平成22年4月より湯長として活躍中 

【紹介】
幼い頃からアレルギー体質に苦しんでいたが、確かな療法に巡り合わず苦労していた。
湯治に訪れた草津で同じ悩みを抱える若者達と意気投合し、病むことの苦痛を共感し、彼らの明るさに希望と使命感を覚え始める。保育士の資格取得後、子どもの世話と病人の世話に通じるものを感じて弟子入りした。突然の草津暮らしに戸惑いはあるが、子ども好き、人間好きの性格を生かして、優しくて、時には厳しい湯長の元で修行中。
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