時 間 湯 Q & A


Q1.時間湯って何?
 全国でも例を見ない、草津温泉独自の入湯法で、幕末の集団入浴が原点と言われ、明治時代には湯長制度が確立したといわれる伝統あるものです。
 病気をもつ人が藁にもすがる思いで時間湯に辿り着き、ここでたくさんの人々が癒されてきました。
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Q2.湯もみって何?なぜ行うの?
 時間湯では短い期間で効果を上げるため、源泉をそのままの形で取り入れています。この濃い成分を薄めずに入るため幅30センチ、長さ2メートル程の大きな松材の板を用いて湯もみ唄の拍子に合わせながら湯をもみます。これにより温度の調節を行うと共に成分を均一化し、やわらかい湯をつくることができます。また、湯もみは準備運動となり、湯気を吸い込むことで適度に肺を刺激し掃除して身体の中からも浄化を促す役割もあるのです。板は重く、初めは浮いてしまって上手にもむのは困難ですがコツをつかめば力はほとんど使わなくなります。まずはリズムに合わせてお湯の流れに逆らわないことです。
 ちなみに、湯もみを行う時に自然発生的に唄われるようになったものが湯もみ唄です。湯もみ唄には草津節、草津小唄、草津湯もみ唄の3種類があります。湯畑前の熱の湯では湯もみショーを行っていますが、これは見せるためのものであり、時間湯の湯もみとはやり方が異なります。時間湯の湯もみは人が入るためにもみ込んで湯をつくるための、本格的なものです。もみ方にも様々な種類があり、奥が深いのです。
 
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Q3.どんな成分で、何に効くのか?
 草津温泉は強酸性の湯で、pH2.0程度あるため強い殺菌力があります。
源泉は100か所以上あり、共同浴場は18か所ありますが、それぞれ成分が少しずつ異なり持ち味が違います。症状や体質により身体に合う湯、合わない湯があるのでどの湯が良いかは一概には決められません。湯の相性もあるため`はしご'はせず、自分に合う湯を見つけて入ることが望ましいのです。湯の質としては、源泉をそのまま取り入れている時間湯は特に素晴らしく、抜群に良い効能があると期待できます。
 効能としては、眼病、皮膚病、腰痛、関節痛、冷え症、リウマチ、神経痛、糖尿病、病後の保養など様々で、精神病に効いたという例もあるといわれています。特に多いのが今後も増え続けると予想されるアトピー性皮膚炎で悩み、時間湯に駆け込んで来る人たちです。`効かない病は無い'といわれる程、様々な症状を克服する力を秘めていますが、`治る'というよりは出来るだけ完治に近い状態にもっていき、`日常生活に支障のない位まで回復する'ことが目標となります。
(中には完治したと言って帰る人もいます。)
 
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Q4.誰でも入れるの?
 時間湯は基本的には湯治客のために行われていますが、千代の湯では観光の方・体験の方も入っていただけます。予約はしていただけると助かりますが、特に必要ありませんので決められた時間を目安に来ていただければ大丈夫です。時間は9時、11時、14時、17時の4回ですが、場合によっては時間外でも受け入れますので直接ご相談ください。ただし、身体の状態や人数の関係で、お断りする場合もありますのでご了承ください。
 時間湯は高温浴のため、危険を伴う入湯法です。したがって身体の状態や病気の症状をこちらが把握する必要があるので正直におっしゃってください。もしも、心臓や血管に問題を抱えながらも相談無しで入り、事故が起きてしまってもこちらとしては責任を負いかねます。自分の身体のことは自分が一番よくわかっているはずです。ご自身のためにも、事故防止のためにも症状をかくさず相談してから入っていただくようお願い申し上げます。
 また、10日以上の長期間で湯治に専念される方は、地蔵の湯に入っていただけます。地蔵の湯は症状や年齢、体力などを湯長と相談の上申し込みが必要となります。長期間で湯治をご希望の方も、まずは千代の湯で体験していただくことが望ましいでしょう。場合によっては地蔵の湯での体験入湯や見学が可能なので、ご希望ならば湯長と相談してください。時間湯は信頼関係で成り立っていますので、納得の上で申し込んでください。
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Q5.お湯、熱いんですよね?入れるでしょうか?
 湯は高温を使用しますが、それぞれの症状や年齢、体力などを考慮して温度を決めますので恐れることはないでしょう。危険を伴う入湯法ですから緊張感は必要ですが、リラックスして入湯することが望ましいです。初めから無理させて高温に入らせることはしません。徐々に身体を慣らしながら温度を上げていきます。
 身体のためにも事故防止のためにも、ご自身の状態を恥ずかしがらずに必要なことは伝えるように心掛け、より良いやり方で進めていきましょう。高温と言っても慣れると気持ちが良くなりますし、ぬるいと物足りなく感じるようになる程ですよ。
 
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Q6.1日何回で、どの位期間が必要ですか?
 回数、温度、時間帯などはそれぞれ個人の年齢や体力、症状に合わせて総合的に判断していきます。始めのうちは1、2回入り、慣れてきたら3回、4回と増やしていく場合もあれば、初めから3回以上入っていただく場合もあります。また、湯あたりや湯疲れが起きた時には一時的に回数を減らしたりと柔軟に対応しています。期間については病気の状態や薬の使用年月なども含め個人差が大きいため、一概には言えません。仕事を休んであるいは辞めて来る方、学校を休学して来る方、学校や会社の休日を利用して来る方など様々ですが目安としては3か月から半年程度の期間を用意して湯治をする方が多いです。1年以上滞在する方もいますし、月に1度や週末のみ入っていく方もいます。
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Q7.湯長って、どんな人?
 湯長とは、お湯(温泉)の専門家であり、入湯方法や体質改善についてのアドバイスをする者で、時間湯の管理を任されている指導者です。湯長の仕事は湯の準備から始まり、入湯者の健康管理や医師との仲介など様々で重要な役割をたくさん担っています。湯長は入湯者を信頼し、その時々に応じて適確なアドバイスを行い、湯治をスムーズに進めていけるよう努めています。入湯者はその湯長を信頼し、教えを守りながら相談を重ねて湯治をしていきます。
 時間湯は、互いの信頼関係によって成り立っている場です。ただし、湯長の仕事は湯を見ること、人を見ることであり、全体をまとめていくことも求められるため責任を持てない人(自分勝手な人、雰囲気を乱す人、問題を起こす人など)までは受けないことになっています。これは時間湯とその入湯者を守っていくために必要なことです。
 また、井田湯長は人が拒否したことは強要せず、必要なことには責任をもって真剣に取り組む人です。それに自分自身も湯治経験者であるため、湯治の辛さがよくわかっている上知識も豊富なので安心して身を任せることができるのです。
 湯長のいない時間湯は利用者(入湯者)にとって意味が無い'と言われる程のかけがえのない存在です。お湯を愛して時間湯に来る方は勿論たくさんいますが、湯長の顔を見たいと集まって来る方というのも、少なからずいるのです。湯長あっての時間湯です。この素晴らしい時間湯を今後も大切に守っていくと共に新しい湯長の誕生も望まれています。
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Q8.共同浴場との違いは?
 草津には18か所の共同浴場と2か所の時間湯があり、それぞれが特徴の異なるお湯になっています。時間湯は共同浴場に比べて源泉に近く、直接お湯を取り入れることで、成分が濃く温度の高い湯を使用しています。そのため成分が身体の中に素早く浸透していきます。湯を板でもみ込むことでやわらかくなり、高温であっても入りやすくなります。共同浴場で同じ温度を使うと、まず入れないでしょう。
 短い期間での体質改善を目指すなら、時間湯が効率的・効果的です。長期に渡ると湯に慣れてしまい効かなくなる可能性が高くなっていきます。また、共同浴場では毎回知らない人が来て落ち着かなかったり、座り込んで休んでいる時に邪魔扱いされてしまうこともあるでしょう。それにいろいろな情報が入ってきて混乱し、さらに湯のことがわからなくなってしまうことも考えられます。湯のはしごは良くない、皮膚病には高い温度が望ましいなどの知識も、1人で共同浴場に入っていてはわからないものです。正しい知識をもって湯治を進めていくためにも、指導者がいてくれることはとても重要です。
 時間湯の素晴らしさは泉質の良さは勿論のこと、指導者と助け合える仲間がいてくれる安心感がとても大きいのです。いつも同じ人たちに会い、互いに信頼し合って支え合いながらしっかりと湯治を進めていけるのです。知識の伝え合いもできますし、鍵が付いているため荷物の心配もまずありません。応援し合える人たちが周りにいてくれることは何よりの支えとなります。
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Q9.共同浴場での湯治は不可能?
 不可能とは言えませんが、難しいでしょう。共同浴場に入ることで善くなって帰ったという例も聞きます。しかしながら、入り方や自分に合う湯がわからないまま自己流で入ることで湯が効かなくなったり、表面上善くなっても帰るとすぐに状態が戻ってしまったりする場合もあるのです。時間湯と共同浴場では泉質の違いは勿論ですが、お湯の専門家の指導の有無も大きな差です。
 また、共同浴場にはたくさんの人が集まるため、痛みや疲れで休みたくてもゆっくりできなかったり、身体をじろじろと見られたりして苦しむこともあります。お湯に入るのが恐くなってしまう人や荷物が心配で落ち着いて入れない人もいます。不安の中で自己流の入り方をするよりも、しっかりと指導に従って入湯していく方が安全であり確実であると言えます。
 時間湯を信じることも納得することもできない人は共同浴場に入られるのもその人の自由ですが、根本的な改善を目指すならやはり時間湯でしょう。時間湯は信頼関係で成り立っているため、湯も人も信じられないのなら共同浴場に入られれば良いですが、信じると決めたのならば最後まで信じきってみましょう。信じて進めば、きっと良い結果が得られますよ。
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Q10.何か決まりがありますか?厳しいのですか?
 決まりはありますが、時間を守る、挨拶をしっかり行う、プライバシーを守り合うなど常識の範囲であり、当たり前のマナーですので気を引きしめれば大丈夫です。
具体的には次のような事があります。
  • 体調や自己管理のため、遅刻や無断欠席は厳禁である。
  • 事故防止や周りと協調するため自分勝手な行動はできない。
  • 状態をかくさず相談し、指示を仰ぎ、それに従うこと。
  • 掃除や当番を積極的に行い、仲間と協力しながら助け合って湯治をスムーズに進めていけるよう努めること。
  • 互いを思いやり、迷惑をかけるような行動や言動は慎むこと。
時間湯は助け合いの場であり、自由気ままな場所ではありません。全体が一丸となって生活していくために、そして余ったエネルギーを間違った方向に発揮することのないよう、ルールは必要なのです。
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Q11.仕事をしながらの湯治は可能ですか?
 基本的には湯治に専念する事が望ましいです。
しかし、経済面の負担を考え、仕事をする必要がある場合は湯長と相談の上、無理をしない程度に働くことは可能です。湯治は休養が一つのキーワードとなるため、睡眠時間を削っての労働は大きな負担となり、湯治がうまくいきません。また、仕事による疲労・ストレス・時間の問題などにより、湯に入る回数が減ったり、高温を使用できる体力がなくなったりすると、両立できなくなることがあるので、よく、考えて決める必要があります。湯治だけでも、大きな力(労力)を使うので、そう簡単に出来る事ではありません。(並大抵の努力ではできないことでしょう。)
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Q12.裸で入るのですよね?恥ずかしいのですが‥‥
 時間湯は湯治の場であり、身体をいかにお湯にさらすかが重要になりますので、裸で入るのが原則です(入っていただきます)
 湯長が異性であったり、皮膚病や身体にコンプレックスを持っている方は特に抵抗を感じることと思いますが、身体の状態を把握する為にも、必要な事です。それに湯長は、入浴者を一人一人の人間として見ていますし、必要以上に凝視したり、、無理やり見ようとすることは決してありません。
そもそも、湯治に来るということは身体の状態をわかってもらってこそ、的確なアドバイスを受けることができるのです。それを理解し、納得した上で、申し込んでください。
(病気で苦しんでいるのなら、恥かしがっている余裕はないでしょう)
医者か、それ以上に信頼できる相手なので、安心して大丈夫です
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Q13.混浴って、ホント?
 地蔵の湯では温度設定などの関係により混浴の場合もあります。これはそれぞれの身体の状態に合わせて必要なお湯を使用する為であり、あくまで希望により行われますので、強制ではありません。
 時間湯では、一つの大きな浴槽を区切ることで、温度や濃度を調整し、一度に数種類の湯を作ることができます。湯は時間の経過により少しずつ変化するため、2番湯・3番湯と人が入った後の湯では温度の低下などがみられます。身体の為には身体にあう湯に入ることが望まれますが、個人の希望により別々に入ることはできます。ただし、その場合は後にまわっていただくことになります。

 湯治に来る方は自分の身体の事でいっぱいで、人を見る余裕は無いでしょうし、仕切りを用いる工夫もしている上、マナーとしても他の人をジロジロと見るのは良くない事です。時間湯では皆で 気遣い合って、プライパシーを守りあっています。
 千代の湯に関しては、基本的には男女別々に、順番で入っていただきますが、ご家族で一緒に入りたいなどの希望がある場合にはご相談ください。
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Q14.号令、恥ずかしいのですが‥何のためにあるの?
 号令をかける事により、気合が入り、最後まで頑張れます。特に、残りの1分間に関しては、号令があるからこそ、乗り越えられるといえます。湯長の気合が入った号令に対し、全員が声を合わせ、大きな返事をする事によって、一人でないと実感し、力が湧いてくるのでしょう。実際に、一人で号令もかけずに入るときには気持ちが萎んでしまう事があります。また、呼吸により、湯気(空気中に上がった成分)を取り込み、身体の中からキレイにしていくという意味があります。
 号令により大きく息を吸い込む事で、より大きな効果を期待できます。リラックスして腹式呼吸を意識しつつ、お腹から声を出すのが理想です。初めは恥かしく感じるとしても、慣れていけば号令の大切さや奥深さがわかってきます。楽しく思えるようにもなります。恥かしがらずに元気な声で返事をしましょう。
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Q15.どの位の人が湯治に来ますか?年齢層は?
 人数も年齢層も時期やその時々の状況により異なりますが、夏は湯治向きということで人数は多く、冬は寒さの厳しい土地なので少ないです。更衣室におさまりきれない程の入湯者が来ることもあれば、更衣室を広々と使えるような人数の時もあります。年齢層については、これも様々で幅広く、赤ちゃんから老人まで(4か月から93歳まで/0歳児から90代まで)います。時間湯には、病気に苦しむ老若男女がたくさん訪れて来るのです。
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Q16.お湯に入って症状が悪化することはありますか?
一時的に悪いものが引き出され、症状が悪化することはあります。これは症状の重さや薬の使用状況などにより、個人差が大きいため、いつ頃、どの位の期間で、どの程度引き出され、いつ収まるのかなどはやってみなければわからない部分があります。しかし、引き出されることは、改善の過程であり、それが過ぎれば楽になっていくことが期待できるので、ひどく驚かずに、ゆっくりと進めていけば良いでしょう。
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Q17.とにかく不安なのですが、大丈夫ですか?
 初めての事は誰でも不安になるものです。
熱いお湯に入れるのか、病気は改善するのか、仲間と上手に付き合っていけるのか・・・等、不安や疑問はたくさんあって当然です。それだけ真剣に考えているという事でしょう。周りの助けを借りて、少しずつ環境に慣れていき、一歩一歩、前へ進んでいけば良いのです。自分が出来る事が増えたら、今度は教えてあげる側になれば良いのです。
 時間湯に来る人は皆、それぞれ、苦しんで生きたことで人の痛みのわかる人ばかりです。病気を持つ人の心は、病気をもつ人でこそ、理解する事が可能でしょう。ここには、素晴らしい仲間が集まって来ているのできっと大丈夫です。時間が限られていても、焦らずに、ゆったりとした気持ちで生活する事が大切です。
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Q18.なぜ、入湯前に湯を30杯もかぶるのですか?
 簡単にいうと、高温の湯に入るための準備運動のようなものです。頭に湯をかぶることで、脳から肺機能へ働きかけ血液の循環を促します。これにより、急激な血流変動への対応ができ、のぼせの防止になります。特に心臓病や、血管病をお持ちの方、及び、その可能性が疑われる方については必ず行ってください。事故防止の為、そして、ご自身の大切な身体の為にもご協力を心からお願い致しております。
*ちなみに・・・*
 草津の湯は強酸性で強い殺菌力をもつため、シャンプー等で洗う必要はありません。頭を湯で流すだけでも十分清潔に保て、天然のものであるから安全で髪にも優しいのです。
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Q19.お湯がやわかいという言葉をよく耳にしますが、具体的にどういうことですか?
 湯を揉む事によって、湯の温度を下げると共に、成分を均一にする効果があります。湯を揉みこめば、揉みこむ程、成分が馴染んでいき、濁って、入りやすい湯になります。わかりやすく言えば、刺激が和らぎ、優しい湯になるという事ですね。
 ちなみに湯が濁るのは、湯の成分が空気と光に触れることで、湯の中で湯の花が出来ているためです。湯の表面に浮いているものや、浴槽などについている白っぽいものは湯の花なのです。
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Q20.湯の花って何?どこで買えば良いの?
 湯の花とは湯(温泉)の成分が結晶となり、沈殿したものを採取して乾燥させた、薄い黄色をした粉末状のものです。湯畑の7本の木の樋にたまったものを、2.3ヶ月に一度、手作業で採取するため、本物は多くありません。1回で、1.500〜2.000個で年間でも10.000個程しか採れないという、貴重なものです。湯畑産の湯の花はプラスチック製ケースに入って売られていますが、これは役場から配給される品ですので、役場で聞いてみるのが確実です。
 地蔵の湯花は特に貴重で、病状により、必要な方だけに分けています。
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Q21.なぜ、時間湯と呼ばれているのですか?
 決められた時間に入湯者が集まり、準備を済ませて、皆で一斉に3分間、入湯するためです。高温浴であるため、入湯時間がとても大切であり、3分以上入ることは許されません。時間に厳しいところで、遅刻したら基本的には入れない事になっていますし、湯から上がったら、弱っている方以外は30分以内に退出するという決まりもあります。
 ちなみに、昔は湯長が笛を鳴らすことで、集合を知らせていたそうです。
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Q22.時間湯はいつ頃から行われるようになったのですか?
 1830年代から幕末の頃に成立し、明治の初めに確立されたと言われます。初代湯長の誕生は1880年で、野島小八郎さんと言う方が始められたそうです。湯長とは、時間湯で病気を克服した人が草津に移り住み、務めるようになったのが始まりで、今日まで、代々受け継がれてきました。時間湯は湯長と先輩入湯者が犠牲的精神で、様々な知恵と教訓を残しながら発展してきた場所です。
 全盛期には、「地蔵の湯」「白旗の湯」「千代の湯」「熱の湯」「松の湯」「鷲の湯」の6つの浴場で行われ、全国から集った湯治客でひしめきあっていました。しかし、昭和30年代から取り壊しや移転が相次ぎ、今では「地蔵の湯」「千代の湯」の2箇所となってしまいました。今年(平成18年)の4月には地蔵の湯が新築が完成し、それと同時に、千代の湯の時間湯で観光客の体験も受け入れられるようになりました。時代の流れと共に、時間湯の在り方も変わっていかなくてはならないようです。
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Q23.なぜ、高温の湯にはいらなくてはいけないのですか?
 短期間で身体の中にある、悪い物をスムーズに出し、早く効果を上げる為です。それぞれの状態により、必要な温度は異なりますので、ただ、単に高い温度に入れば良いという訳ではありません。免疫の反応を湯に向けさせ、アレルギー反応を鈍らせるという効果もあります。
 また、高温に入ることで痒みが引いて後が楽になったり、サッパリして「効いた」という感覚を得たりすることができます疲れ方は強いですが、傷がしみにくいのも特長です。熱いお湯に慣れると気持ちよく入れる様になりますし、少し温度を下げるだけで、ぬるく感じるようになります。
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Q24.決まった時間に入る理由は何?
 基本的には1日4回、約3時間おきに定刻に行われますが、これは入湯者の身体の関係や湯の準備の関係があります。時間が決められていることで、早寝・早起きの習慣を付けたり、食事時間を一定にしたり規則正しい生活が身につきます。それに時間湯は体力の消耗が激しいので、十分に休む時間をとれるようにしています。身体が湯を求める時間に入れるようにも考慮されているようです。また、湯の温度を回復する時間なども必要なためです。
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Q25.撮影、喫煙、飲食、携帯電話の使用禁止なのはなぜ?
 それぞれに理由はありますが、基本的には事故防止、安全の為です。撮影禁止については、時間湯の伝統を今後も守っていくため、写真の悪用・商売に用いることを防止する意味があります。
 喫煙禁止については、健康上好ましくないですし、病気の方がいらっしゃる場であり、火の元を入れないためでもあります。飲食禁止については、入湯直前・直後の飲食は危険であるためで、特に、飲酒しての入湯は時間湯に限らず控えるべきです。(また、環境美化の為でもあります) ただし、水分補給は大切なので、水・お茶のみの飲用は許可しております。そして、携帯電話の使用禁止については、病気の方への配慮、他の人の迷惑となる行為の防止の為にご協力頂いております。また、酸の力により、電子機器は錆びて、壊れやすくなりますので、使用しないことをお奨めします。ご理解・ご協力をお願い致します。

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Q26.湯治中に気を付けることは?
 生活リズムを正し、バランスの良い食事、十分な休養、適度な運動を心掛けることが大切です。食事については、新鮮なものを少しずつ品数を多く摂るようにします。時間湯では食事制限も行うため、それに気をつけながら自炊をして生活している方がほとんどです。睡眠については夜しっかり寝るようにしながら、入湯の合間にも休憩時間をたっぷりととるようにします。また、買い物や散歩など積極的に行い、身体を動かしましょう。  仲間同士でスポーツをするのも楽しく、心と身体に良いことです。また、水分補給を忘れず、身体を冷やさないことも重要です。入湯の前後や食事の時に、なるべく温かい水やお茶を飲み、汗をたくさんかき、身体が温かい間に服を着るようにします。入湯後すぐに身体を拭くと成分がとれてしまうので、タオルを巻いたりかぶったりして身体を冷やさないようにしながら、できるだけ自然に乾くのを待つことが望ましいです。
 
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Q27.暑くなってきたのに、ストーブがあるのはなぜ?
 昼間は暑くても朝晩は冷えますし、山の天気は変わりやすいので、ストーブが置いてあります。
湯治中は身体を冷やさず、汗をたくさんかくことが重要であり夏でもストーブを使う程です。
それに、湯上りに温めることで、痛みや痒みが柔らぐ効果もあるのです。
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草津温泉 時間湯オフィシャルサイト